"ライスワーク"と"ライフワーク"のバランス

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ライスワークとは、飯を食うためにする仕事。ライフワークとは、生きがいそのもの。

目の前の仕事を、どういう意味を持ち、どういう目的で取り組むべきかを考えるときに、前職の上司が好んで使っていた分類で、ベンチャービジネスにおいて仕事をするにあたり、ベースとなる考えとして、この分類で仕事をわけることに大きな意味があると僕自身も考えています。

やりたいこと(目指すべきライフワーク)があるが、手持ちの金がないためにまずは受託から始める(ライスワーク)という考えを僕も以前持っていました。このとき、ライフワークとライスワークのバランスを考えないと、無駄な受託をやり続けるといわゆる自転車操業になりかねません。飯を食うために受託をし、ライフワークをする時間がなくなり、受託を受けつづけなければ飯を食うことができなくなってしまうという負のライスワークのスパイラルにはまってしまいます。

ライスワークはライフワークへ至るためのステップと考えるべきです。目指すべき先を考えずに受託をし続けると負のスパイラルにはまりますが、"ライフワークへ至るために"と考えれば、ライスワークを続けることは正のスパイラルに生じさせる結果を生む可能性が高いと思います。もちろん飯を食うためのライスワークではありますが、それを例えば仕組み化して販売することで、時間を有効活用できるようにして、ライスワークを続けながらライフワークの時間を捻出するなど、目的を持ってライスワークのスパイラルを実施することで、ライフワークへ至る道筋を見つけることは可能です。

また、別の視点から言えば、ライスワークをしっかりとやらずに、中途半端にライフワークに手を出すと、どちらもおざなりとなり、良い結果が出せずにライスワークもライフワークも沈没する結果に至ってしまいます。ライスワークからステップアップしライフワークへ昇華させるためには、まずはライスワーク、つまり足元をしっかりと固める必要があります。

逆に、ライフワークをライスワークへ昇華させ、ライフワーク=ライスワークとするということも可能です。日本にいてよく耳にする欧米のベンチャーはこのスタイルでしょう。人さえ集まればマネタイズできるという理論も、この道筋の途中にあるものです。ただし、このスタイルは、すでにライスワークが確立していて全く別の領域でライフワークをやるケースと、米国のようにライフワークがライスワークとなる道筋をしっかりと投資家に説明した上で、莫大な資金を投下してもらうケースでしか、成り立ち得ません。つまり、弱小ベンチャーがこの道を目指すには、かなり無理があるといえ、かなりハイリスクであり、かつ、相当量の"運"が必要と考えられます。

僕自身という個人でみると、ライフワーク=ライスワークで、趣味=インターネットとそこでのビジネス=仕事となっています。そして、いま働いている会社では、すでにライスワークが確立していて、別の軸としてのライフワークの着手に関わらせていただいていて、ライフワークをライスワークとすべく働いている状況で、ある意味すごく幸せな環境でビジネスをしている状況です。

ライスワークとライフワークのバランス。一度考えてみてはいかがでしょうか。