携帯コンテンツは何故ユーザビリティーが悪いのか [問題提起]

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AllAboutで携帯コンテンツのガイドをやっていたこともあり、携帯サービスはいまでもよく利用しています。しかし、いかんせん携帯コンテンツのユーザビリティーは非常に悪い。iモードの登場以来、そこに変化も成長もないまま、いまに至るまで様々なサービスが展開されてきたように感じます。携帯サービスのユーザビリティは改善の余地はないのでしょうか。

昔はよく、「携帯の画面サイズが小さいからだ」という言い訳を耳にしました。また、「機種によってHTMLの解釈が違うから、統一させると制限があるんだ」という言い訳も。また、「ユニバーサルデザインにするためには仕方が無いんだ」という声もよく聞きます。

網羅的ではないですが、思いついた問題点を書き出してみました。

  • 画面遷移
    • グローバルメニューの考え方の欠如
      • 頻繁にアクセスする上位階層への移動がしにくい
    • トピックパスの考え方の欠如
      • ひとつ前のページ、ひとつ上の階層、階層のスライドの移動がしにくい
    • 無駄なページの多さ
      • メッセージを表示するためだけに設置さtwitterれた無駄なページにより、不要な操作が増加している
  • 各ページ
    • 無駄な画像/フラッシュ、およびそのサイズの大きさによる情報へのアクセスのしにくさ
    • ファーストビューの軽視
      • 必要な情報へ素早くアクセスできず、無駄なスクロールが発生する
  • ユーザ登録
    • メールアドレスの登録という無駄な作業
    • 固有の端末のみというアクセス制限
  • 広告
    • ユーザの行動を阻害するスペース/場所への広告掲載

何故このような問題点が前述の言い訳とともに解決されずに残ってしまうのか。大きな理由はただひとつだと思っています。それは、「携帯コンテンツの情報設計とデザインを真剣に考える人材がいない」ことでしょう。端的に言えば、PCサイトの片手間でやっている人たちばかりということ。当然、ユーザの利用シーンや操作方法、画面サイズなど何からなにまで違うので、ユーザビリティや情報設計はまるで違ってしかるべきなのに、そこは考えられていない。そして、それをどうにかしようという人がいままでいず、なんとなく儲かっているのでそのまま来てしまったというのが現状でしょうか。ガラパゴスと言われている日本ですが、携帯コンテンツのデザインは発展しなかったようです。

現にiPhoneアプリをひとつとって見ても、元々のAppleのデザイン性も強いこともありますが、そこに対して、iPhoneならではの使い勝手をひとつひとつのアプリが徹底的に追求している。使っていて心地良いアプリが多く見受けられます。デベロッパーがそれぞれ真剣にユーザビリティを意識しているのだろうと思います。

それに対して、日本の携帯コンテンツに心地良さはまるでない。ゲーム性は面白くても、ツールとして有用であっても、操作性でイライラするものばかりです。主観的ではありますが、僕がいままで見てきた数多くのサイト全てに共通して言えることです。

コンテンツプロバイダーは、すでにそれでユーザが慣れていることにあぐらをかいていませんか?そろそろ真剣に携帯コンテンツのユーザビリティを考えてみませんか?それとも、スマートフォンに駆逐されていくのを座して見ていますか?