[GROUPON考] 米国サービスの差別化要素比較 〜TechCrunchより
Grouponの完コピサービスのリリースがまだまだ続く日本ですが、米国では既にある程度の差別化が進んできているようで、TechCrunchの「爆発的に増えるGrouponとソックリさんたち-彼らの"やり方の違い"を勉強しよう」という記事に7サービスの比較が掲載されていました。
記事内容より、それぞれのサービスの差別化要素のみ転載します。
爆発的に増えるGrouponとソックリさんたち-彼らの"やり方の違い"を勉強しよう
- GROUPON
- 毎日各都市のニッチ市場の割引情報を提供(美容サウナ、レストラン、ペイントボール場、などなど)
- 掲示期間までに申込む人数が一定数に達したら、申込者に課金され、クーポンが送られる
- 定員達成するために申込者がメール、Facebook、Twitterなどでクーポンを広める
- その紹介行為から申込者が発生したら、紹介者に10ドル相当のGrouponクレジットがもらえる
- LivingSocial
- 割引が有効になる最小定員はない
- 各企画の掲示期間(平日の5時〜17時までのどこかを起点とする24時間)が終わってからでないと割引が有効にならない
- 紹介によって3人申込者があった場合、紹介者はその企画/買い物自体が無料となる
- Gilt City
- 割引セール、一定数の在庫あり
- 各企画の掲示期間は7日、更新は週に一度
- 割引が有効になる最小定員はない
- BuyWithMe
- Grouponとほぼ同じ
- 各企画の掲示期間は7日、更新は毎日
- Tippr
- 企画掲載数は3つに限定、更新は毎日
- 申込者が増えれば増えるほど、割引率が大きくなる
- Juice in the City
- ターゲットは母親
- 対象地域はサンフランシスコのベイエリアとシアトルのタマコ地区のみ
- 1日の割引企画は1件のみ
- 割引が有効になる最小定員はない
- クーポンの当日利用は不可
- We Give to Get
- 更新は毎日
- アカウントを作成すると自動的にチャリティサイト(www.actofgood.org)の会員になり、購入額の10%がwww.actofgood.org上のユーザが指定したチャリティに寄付される
Gilt Cityのみフラッシュマーケティングとは異なりますが、他6サービスはフラッシュマーケティングの基本的な要素は押さえているようです。その上で、1日の割引企画数や更新頻度、ターゲットを変えていたり、ポイント制度やチャリティなどの付加要素があるようですね。
フラッシュマーケティングの要素として必要な、成立下限数、上限数、時間制限さえあれば、GROUPONモデルサービスは完成しますから、それ以外の要素での差別化が主体となるようです。例えば、"1日1エリア1アイテム"に必然性はないわけですから、当然、もっと異なるアプローチをすることはできます。また、ターゲットとなるユーザ層や地域はもちろん容易な差別化要素です。
しかし、この記事を見て、想像可能な範囲での差別化ばかりだったなという印象があります。この程度の差別化では、前述の通り、「営業力、クライアント保有数を考えても、大手の参入で小規模サービスは太刀打ち出来ない」ように思えます。それが言い過ぎだとしても、生存はできますが、やはりスケールさせるには無理があるように思えます。
容易に可能な差別化は、誰にでも出来ます。参入容易性と相まって、さらにグルーポンレースは加速していくことでしょう。







