[GROUPON考] 店舗側の意見 〜豚組の場合
豚組のオーナーである@hitoshiさんが、自身のブログで、「Groupon型サービスについて考えてみた(その2)」というエントリーに、飲食店側からみるGROUPONモデルサービスのデメリットを書いていました。要素のみ抜粋して、転載します。
Groupon型サービスについて考えてみた(その2) - @hitoshi annex
- 負け犬向けのサービスになる
- 連日満席になっている店舗は、敢えて無茶な割引サービスで集客する必要がない
- どんな手段でもいいからお客様に来てもらっている店舗が魅力を感じる
- 売上に困っているお店が利用するケースが圧倒的に多くなる可能性がある
- リピーター獲得には繋がらない
- 今サービスを知っているのはアーリーアダプターやイノベーター層。可処分所得が高い人が比較的高い
- 割引よりも"面白そうだから"で来店しているため、再来店には繋がる可能性は高い
- 一般ユーザーが使うようになったときバーゲンハンターのためのサービスになる可能性が高い
- "割引クーポン"があることだけが唯一の来店動機。それがなければそのお店にはいかない
- どのサービスも新規顧客の獲得だけを売りにしている
- 既存のグルメサイトによる販促活動と同様に「焼畑農業」的な取り組み。一過性の集客にしかならない
- 必要なのは、店舗の強みと弱みを理解し、集客状況を正確に把握し、クーポンを設計すること
- 看板を傷つける
- 高級料亭やグランメゾンが利用したら、「売上が落ちて困っている」ととられる可能性がある
- 割引だけが売り
- 店舗には座席数が決まっており、一日の売上の上限がある
- アップサイドに上限がある以上、飲食店にとって大切な事はいかにダウンサイドのリスクを減らす(空席を減らす)か
- Grouponモデルサービスは、空席を減らすことに絶大な威力がある
- 現在のGrouponモデルサービスはその点を考慮していない
- クーポンを買った人は、繁忙日も閑散日も関係なく来店する
- せっかくのかきいれ時に、クーポン利用客で埋まってしまう可能性がある
実際に経営をしている方の視点からのご意見で、非常に参考になります。
とくに、"閑散日の空席を埋める"ことの重要性については、飲食店経営者からはよく耳にします。GROUPONだけでなく、ぐるなびなどの絨毯爆撃型クーポンサービスも含めて、空席を埋めるためには役に立ちません。
この"遊休在庫の解消"をうまくできているのは、試食会.jpとイマナラでしょうか。この2つは、そのために利用するサービスです。特に、試食会.jpは、"試食会"に参加するというユーザのコンテクストを形成することにより、現在のGROUPONモデルサービスには実現出来ていないリピーターとなる可能性を秘めています。試食会で特別な体験をすることにより、友人や知人を連れて再来店するというコンテクストをも形成することができるわけです。
すべてのクーポンに一長一短があるはずですが、GROUPONモデルサービスは、既存の割引/値引き支援サービスのデメリットを補完する位置づけにはなっていないため、@hitoshiさんのような印象を経営者に与えてしまう可能性が非常に高いと思われます。
サービサーは、ユーザのコンテクストも含めて、設計をもう少し考えていかないと、キャズムを超えたときに、負け犬とバーゲンハンターが集まるサービスに落ていく可能性が高いと言えるのではないでしょうか。







