loc8r終了にみる、"サービス運用"とは...

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コンセプトおよびプロト開発をお手伝いをしたマイクロブログ+位置情報のすれ違い系サイト「loc8r」が、残念ながら2月1日をもって終了となりました。

平素よりloc8rサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
ソネットエンタテインメント株式会社並びにクウジット株式会社では、 携帯電話向けの位置連動型コミュニケーションサービスとして ご提供させていただいておりました『loc8r』(ロケイター)α版サービスを 2010年2月1日(月)をもって終了させていただきました。

これまで、loc8rサービスをご愛顧いただき、心よりお礼申し上げます。

本サービス終了に伴い、ご登録頂きました情報は規約に基づき弊社側で 責任をもって処理させていただきました。

ソネットエンタテインメント株式会社およびクウジット株式会社では、 今後もお客さまへの一層のサービス向上に取組んでまいりますので、 何卒ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


2010年1月
ソネットエンタテインメント株式会社、クウジット株式会社 loc8r alpha - 場所にメッセージを残す、携帯用すれ違い系サービス

2008年12月11日に公開当時、僕が考えていたコンセプトは「位置情報+twitterのクラアイントサービス」。その後のtwitterの普及と盛り上がり、去年年末からのfoursquareを含めた位置情報共有サービスの盛り上がりをみると、(正直ここまで位置情報の共有に対してユーザの心理的障壁が下がることは予想していませんでしたが)コンセプト自体に間違いはなかったと感じています。また、当初は携帯サービスの次はiPhoneアプリ対応をとも考えており、それもiPhoneの普及をみると間違いではなかった。つまり、コンセプト自体は時代の潮流とブレておらず、今のfoursquareのポジションをloc8rがとる可能性は十分にあり得たわけです。

足りなかったものは、なにかと考えると、やはりコンセプトを突き詰めてサービスの方向性を明確にするプロダクトマネージャーの存在と、時代の潮流をみてコンセプトは動かさずにサービスの方向性を変える柔軟性の2点につきるのではないかと考えています。

もちろん、Koozytにそれが足りないかという話ではありません。企業にはリソースが限られていますし、その限られたリソースをどの事業に注力するかというのは、企業の戦略とも関係してくるので、今回のloc8r終了の判断が誤りかどうかというのは、僕が判断することではありません。

しかし、loc8r終了に限ってみてみると、やはり僕が最初に考えたコンセプトをしっかりと伝えて引き継ぎすることができていなかったこと、継続的にコンセプトの修正、サービスのバージョンアップに携わることができなかったことは悔やまれます。

リソース配分の話はおいておいたといたとしても、やはりサービス運用とそれをキャズム超えさせるには、最低限サービサーの熱意は重要となってくると思います。これがいいんだ、便利なんだ、楽しいんだという熱意を持ってコンセプトが揺るがないようにマネージし、とはいえ、時代の流れを読みながら、コンセプトをブレさせずに、方向性を変える柔軟性は重要です。

リリース当初の機能のみでそのまま続けても、ユーザが満足することはあり得ませんから機能追加、バージョンアップは必須となります。そのとき、プロダクトマネージャーの存在がなければ、コンセプトに沿わない、何が故の機能追加なのか不明なバージョンアップが繰り返されることになってしまいかねません。リソースは限られているわけですから、すべての機能追加はできない。とすると、追加する機能はある程度絞る必要があるわけで、このときプロダクトマネージャーが不在だと、コンセプトとブレた機能追加がなされてしまうわけです。

今回のloc8rにしてみても、当初のコンセプトをしっかりと投影し、ブレずに機能追加を続けられていれば、位置コミュニケーションサービスの雄としての位置づけを得られたような気がしています。たられば論になってしまっていますが、本当に残念でなりません。今後サービス開発を行う立場になった際には、その点に十分気をつけて参りたいと思う所存です。