リニューアル前にアクセスログをチェックする16のポイント
Webサイトをリニューアルする際には、現行のサイトのアクセスログをチェックして、既存の問題点と武器を把握することで、問題点は改善し、武器はさらなる強みへと高める必要があります。
しっかりとアクセス解析をやるためには、それなりの知見が必要ですが、とりあえずここぐらいは見ておくべきという項目をまとめてみました。
1.多くの訪問者が流入している入り口ページは?
2.検索エンジンから多くの利用者が訪れているページは?
3.訪問者が打ち込んだ検索キーワードはどんなワードか?
トップページや主要なカテゴリーページが入り口ページとなっているアクセスと、検索エンジンや他サイトからのリンクによって入り口ページとなっている下位ページの割合がどの程度なのか、流入時のユーザのアクセス状態を把握します。トップページや主要なカテゴリーページの割合が2〜3割、残りが下位ページへのアクセスという状態が(特にメディアや情報サイト、多品目を扱うECサイトなどでは)理想的な状態(ロングテール)です。
また、検索エンジンからの流入においても、トップページへのアクセスがかなり多くの割合を占めていたり、検索キーワードがサイト名や企業名が多くなっている状態では、検索エンジンからWebサイトへの効率的な誘導ができているとは言い難い状況となります。こちらも併せて把握する必要があります。
Webサイトへのアクセスを増加させるためには、トップページよりも下位ページへのアクセスを最大化させるためにSEO対策の実施や第3者サイトによるリンク貼付を誘導する必要があります。これによりロングテールを実現させることが、Webサイトへのアクセスが最大化した理想の状態といえます。
これらの項目をチェックすることで、アクセス増加施策としてSEOを実施する際に必要情報として、現状のサイト内施策のパフォーマンス、強化すべき点/ページ、ページ増加の必要性などを知ることができます。
4.リファラ(訪問者が流入直前にアクセスしていたページ)はどこが多いか?
前述したように、検索エンジンからの流入を増加させることが必要となりますが、同時に第3者サイトからのアクセスを増加させることも必要な施策となります。第3者サイトからのリンクが現状どの程度貼られていて、そこからアクセスを稼いでいるかを知ることで、そこへの注力がどの程度必要かを把握することができます。
既に第3者サイトからある程度のアクセスを集めているのであれば、そのページのURLをむやみに変更したり、ページ自体を削除してしまうことがないように気をつける必要があり、あまりアクセスがないのであれば、第3者がリンクを貼付けるメリットを与える施策を講じる必要があります。
5.多くの利用者が離脱する出口ページはどこか?
6.アクセスが多いのに直帰率の高いページはどこか?
7.セッションあたりの平均ページビューが少ない入り口ページはどこか?
8.セッションあたりの平均ページビューが少ない検索キーワードはなにか?
いままではサイト外からの流入に対するアクセスの現状分析を行いましたが、ここではサイトからの流出(離脱)の状況を把握します。これにより、現在のサイトにおいて、ボトルネックとなっているページを抽出することができます。
購入や資料請求のフローのなかに存在するページ(特にコンバージョンが発生する直前のページ)がここで抽出されるようであれば、かなり重傷です。フローの見直しが急務となります。
いずれのページにおいても、利用者が分かりにくい表現やナビゲーションであったり、訪問者が目的の情報にたどりつけないと判断している可能性がありますので、訪問者のストレスをなくすデザインやコンテンツ、ナビゲーションを用意する必要があります。
9.セッションあたりの平均ページビューが多くなる入り口ページはどこか?
10.セッションあたりの平均ページビューが多くなるリファラはどこか?
11.セッションあたりの平均ページビューが多くなる検索キーワードはなにか?
5、6とは逆に、訪問者のサイト内回遊に高く寄与しているページを抽出します。
良い入り口ページは、直帰率が低く、そこから入ってきた訪問者がサイトを出て行くまでのページビューが高いものです。リニューアル前にこういったページが見つかったら、極力残しておくようにしましょう。
また、高く寄与するリファラがどういうものなのかを抽出することで、ユーザがサイトに求めているものが何なのか、どういったサイトにリンクを貼られることが効果的なのかを理解することができます。
12.コンバージョンレートの高い入り口ページはどこか?
13.コンバージョンレートの高い入り口ページのリファラはどこか?
14.コンバージョンレートの高い入り口ページの検索キーワードはなにか?
現在のサイトにおいて、訪問者がサイトに求めているものを把握するために、コンバージョンを高くする要因を把握します。
リニューアル前に、こうした状況を把握しておかないと、むやみにコンバージョンレートの高い入り口を潰してしまい、大切な顧客を失うことに繋がる可能性もあります。
15.訪問者が利用しているブラウザ、OS、解像度など、ブラウジングの環境は?
16.訪問者のインターネット環境(接続速度)は?
リニューアルに際し、デザインやサイト上に掲載するデータ、Ajaxの利用などを検討するにあたり、必要な情報を収集します。訪問者がストレス無くサイトを閲覧できる環境を構築することも大切な要素のひとつです。







